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メモは忘れるためにある

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メモの達人は、メモを見直したりしないらしいです

この見出しはいつもお世話になっているアトムさんのブログの冒頭からパクってきましたw

ということでアトムさんが茂木健一郎さんのnoteをシェアされていまして、私もかなり共感する部分が多かったので、今記録に残しています。

茂木さんの記事は私の中では3つの要素があると感じました。

>>>メモの達人の驚きの境地

メモとは内容よりも”書く”という行為自体に意味がある

一つ目は、

前田裕二さんの「メモ」の本が流行っているようだけれども、メモというのはそれを書くこと自体に意味があったりする。

極端なことを言えば、書いて、あとはそれを見返さくてもいいくらいである。

というのも、脳は、アウトプットを強制されて初めて気づくことがあったり、自分自身と対話できたりする。

もちろん、声に出したり書いたりしないで自分の中で思考をするということもできるのだが、その情報容量には限界があるし、何よりも経由する回路が異なる。

だから、メモ書きすることで、強制的にアウトプットして、自分が何を考えていたのかを知るということがあるわけだ

一般的に

  • 頭の中で考えているだけの状態と、
  • それをメモに書き出した状態

では、使う脳の領域が異なると考えられます。

私は脳科学に明るいわけではないので私の体感覚での話になりますが、それを茂木さんは

  • 頭の中だけで思考するのとメモするのとでは(脳の)経由する回路が異なる
  • メモ書きすることで強制的にアウトプットして、自分が何を考えていたのかを知る

と書かれています。

(脳を)経由する回路が異なる

色々インターネットを検索しているとタイピングと手書きについてどちらが脳科学的に、また心理学的に効果的かという内容の検討記事がたくさん出て来ます。

私が一番最初に見た記事はこちらでした。

なぜタイピングより「手書き」は効き目があるか by lifehacker

書くという行動は、脳幹の網様体賦活系(RAS)にある多くの細胞を刺激します。RASは、脳が処理しなければならないあらゆるものの中で、その瞬間に積極的に注意を向けているものを、より重用視するフィルターとしてはたらきます。そして、書く動作は、「その瞬間に積極的に注意を向けているもの」をつくりだすのです。

アメリカのHenriette Anne Klauser氏も次のように述べていると引用があります。

書くことでRASが刺激されると、大脳皮質に『目覚めろ! 注意を払え! 細かいところまで見逃すな!』という信号が送られます。目標を紙に書くと、脳はそれを本人に深く認識させようと働きかけ、周囲の様子や兆候に気づくよう、絶えず注意を呼び起こすのです。

網様体賦活系(RAS)とは、今も研究段階で今後認識に変化が出てくる可能性もありますが、

要は網様体賦活系で意識された情報は他の情報に比べて、積極的に意識に取り込む情報として捉えられやすくなるということだそうです。

だから「より集中できる」という結果が起こるのですね。

単純に前頭前野(思考する部分)も手書きだと活性するということも東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太氏の研究において述べていらっしゃいます。
(手書きのみならず、手指を使った知的作業が前頭前野を活性させ、デジタルツールは抑制するという内容)

川島氏は指で脳トレや、手書きで脳トレといった要素を組み込んだゲームの開発も監修されているようです。

キーボードをタイプするよりも手書きする方が、指先を微細に動かすことによって脳の集中力へも影響しているのでしょう。

私自身は心身一如(肉体と精神は一体のものである)という考え方が好きで自分自身の人生には採用していますが、書くという行為もまたこれに該当するように思います。

が身体の機能を支配しているという側面だけではなく、生物の進化の歴史の中で、体の動き(ここでいうなら書くという動作)こそが人間の高度な脳を作ってきたとも言えるのです。

わたしたちの身体の動きは脳へのスイッチみたいなものとも言えそうですね。

書くツールによる体感の違い

パソコンと手書きの違いとしては体感をしている方も非常に多いと思いますが、パソコンと手書きの違いだけではなく、こちらも面白い記事でとても印象に残っています。世界の数学者たちは日本の羽衣文具が発売した「ハゴロモ(HAGOROMO」というチョークを愛用しているというのです。

黒板に数字を書き込む際の滑らかさやその使い心地が格段に他のものとは異なると同時に、このチョークを使うとエネルギーや自信さえ感じると言うのです。

パッドへのペンシルでの入力や、またホワイトボードへの書き込みよりも更にアナログな書き込みツールを使うことや、自分自身にとって身体に馴染むツールを用いることによっても、またその効果は変わってくるのかもしれません。

実際にボールペンでも様々なインク様式や太さなどによって書き心地は大きく異なりますし、その書き心地も人によって好みは様々です。

メモを取る媒体、そして書き込むためのツール共に脳への影響は大きなものなのかもしれませんね。

メモ書きすることで強制的にアウトプットして、自分が何を考えていたのかを知る

「私たちは自分のことをほとんど何も知らない」

頭の中で考えているだけの時は、ぼんやりと「◯◯がしたいなぁ」と夢の中にその思考が浮かんでいるような夢見状態ですが、それらを紙に書き出した途端に、しっかりと現実的にイメージを捉えられるようになっていきます。

それと同時に、「自分はこんな風に感じていたんだな」と自分の思い(感情)であるにも関わらず新しいものと出会ったかのような気づきを与えられる瞬間があることは珍しいことではありません。

書き出した時に手に入る気づきの効用は感情への気づきだけではなく、何か新しいイベントの企画を練る時にも書き出すことで細かな部分まで注意が払われ、何を準備しなければいけないのか、その所要時間についての構想や組み立てについてもより具体的に進めることができるようになります。

新しいプリントやレポートの作成をする時においても、パソコンの画面のまま添削するよりも一度プリントアウトして見直した方が注意深く観察することができ、パソコン上では見逃していたケアレスミスも容易に発見することができます。これらも脳の働きが影響しているとのことです。

わたしたちは普段、ほとんどのことを認知することなく生きています。私たちは自分自身のことさえ「ほとんど何もわかっていない」と言える中で生きています。

私たちが潜在意識下で認識できていることなどごくわずかだと言われています。私たちは自分のことを「ほとんど何も知らない」のです。

だからこそ自分自身と日々出会う必要があると私は感じています。

無知の知。ともよく言われますが、自分は何も知らないわかっていないというところから自分自身を扱うことは自らの成長にとても重要なファクターですね。

書くことによって頭の中を三次元に下ろしてくることによって、新しい自分との出会いがあることは感動にも近いことがありますから、ぜひ採用していきたいですね。

メモは見返す必要がない

そして茂木さんの記事の最後のファクターに、アトムさんもピックアップされていたAIBOやCDの開発に携わっておられた元ソニーの土井利忠さんのお話があります。

セミナー中熱心にメモをとっていらっしゃった土井さんは、終了後にはそのメモは持ち帰らず置いて帰られたというエピソードです。これについても様々な見解が推測できるなぁと個人的には感じました。

私の個人的な体験としては、セミナーを受講しに行った時には本当にたくさんのメモをとりますが、それを後から見返すというよりはそのメモを取っている間に頭の中で講師の方の話を要約したり整理をしたり、理解を深めるために書いています。

また、自分の中で心に響いたものですね。より心に留めておきたいと思った言葉などはメモを取って自分の中に刻み込んでいる体感があります。頭で覚えておくためではなく身体にその印象を刻み込むために書いた。という表現がしっくりきます。

そういったことは復習せずとも自らの中にインプットされていて、私自身はすぐに自分事のようにアウトプットすることができます。

以前、仲間に「なぜあなたはそんなすぐに学んだばかりのことを、昔から知っていたかのようにスラスラと説明できるの?」と聞かれたことがあります。それには上述したような体感が大きく貢献しているように思います。

また、クライアント様のセッションや電話などのときもノートを用意してメモを取ることがありますが、こちらは実は、あとから見返しても意味不明なことばかり書き連ねています。

そんなに大したことない言葉をピックアップしたものをただ書いていたり、ぐるぐるとただ円を書き続けていたり(笑)間違いなく議事録にはなり得ない代物です。

でもそうすると頭がリラックスして、いつも思考している場所とは違う領域が活性するように感じて非常に有用なアドバイスをさせていただくことができるようになります。

これは私の体感なので脳科学的に、また心理学的にはどうなのか、ということは専門的なことはあまりわかりませんが、科学的な実験もなされているようです。

書く瞑想のことをジャーナリングと言いますが、ジャーナリングで活性する脳はα波ではないかという見解も出ているようです。α波=リラックス時に出る脳波と一般的には言われています。(私自身はあまりα波=リラックス=良いという定義付けはしていませんが)

確かにぐるぐる円を書くだけでも緊張がとけてリラックスしていく感覚があります。けれどそれと同時にいい集中状態にも入るので、α波がどうとかこうとかはわかりませんが、まさに瞑想状態でたどり着きたい境地である中庸というエリアに自分自身を置くために他者と関わっている時でさえ行動を起こしているのではないかと感じました。

これを私自身は意識が拡大する。という表現をよく用います。

こうしてメモという行為ひとつを考えてみても

  • タスクの整理のためにとるメモなのか
  • 単純に脳をリラックスさせるために取るメモなのか
  • 脳の容量を拡張するためにとるメモなのか
  • 体系立てて考えをまとめるためにとるメモなのか
  • 学習効率を上げるために取るメモなのか

など切り口によって色々と検討できそうで面白かったです。

また違う切り口からも色々自分なりに検討して書きとどめていけたら良いなと思います。ぜひ皆さんもなんとなくメモするだけではなく、その時に感じる体感や成果についても分析してみてくださいね!そしてパソコンにもパソコンの良いところがありますから、うまく使い分けをしていけるととても良いですね!

Take memo is to forget!(メモは忘れるためにある!)

皆さんのメモの活用法とその効用もぜひまた教えてくださいね!

Sara tomomi

他参考記事

little things, lifehacker:仕事で行き詰まったら「落書きする」と生産性が上がる, STUDY HACKERaps, 手で書くことが知性を引き出す:吉田典生著  PLESIDENTonline, 文字を書くことの活動に関する科学的、実証的研究

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  • この記事を書いた人

村川朋美

香り師®︎の育成・プロデュースを行う。香り師®︎創始。Aroma future主宰。 アロマテラピー、コンサルティング、タイムマネジメントなど総括して指導。依存せず自立した人たちが尊重し合える社会を創ることが目標。 【違いがあることはpositive】 時々二脊の娘のことも綴ります。 ※企業研修、セミナーご依頼等は別途お問い合わせください。

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