太陽系の誕生
地球の状態
今から太陽系が生まれたのは46億年前と言われています。地球が誕生したのも同じ時期と言われているので46億年前ということになります。
そして地球初めての生命が誕生したのは、40〜38億年前だそうです。
その頃の地球の環境は以下のようでした。
38億年前の地球の様子
大気中の成分
- 二酸化硫黄(CS2)
- 窒素(N2)
- 二酸化炭素(CO2)
- 水蒸気(H2O)
海水中の成分
- 水(H2O)
- 硫化水素(H2S)
- 二酸化炭素(CO2)
- アンモニア(NH3)
- メタン(CH4)
- 水素(H2)
海水温
150度(熱水噴出孔付近hが400度近い)
今より地球の気圧が高かったため海水は150度あっても沸騰しませんでした。
今から考えるととても生命が生きていけるような環境には思えませんが、「生命が誕生する」という条件においては、このような状況だったからこそ生命が誕生したとも言えるようです。
- 高水圧
- 雷(放電)
- 地熱
- 隕石の衝突
- 紫外線
など高く強いエネルギーに満ち溢れていました。
そして今より月が地球の近くにあったためにその引力によって今よりも潮の満ち引きも大きく、海水がよくかき混ぜられるという条件もここに加わりました。
それによって化学反応が起きやすくなったのです。
水、硫化水素、二酸化炭素、アンモニア、メタン、水素などからアミノ酸や糖など比較的簡単な有機物が出来上がりました。
そして更にタンパク質や炭水化物、核酸などより複雑な有機物も出来上がりました。
そこから細胞(生命)が誕生し、植物、菌類、動物へと進化していくこととなります。
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このように大気や海中の成分から生命に必要な物質が誕生するまでの過程を化学進化と言います。