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【香り師会レポ】比較コンプレックスを光に変えるための秘訣

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2023年の新年 香り師会を今年も開催しました

年始の話になりますが、2023年1月15日に新年の香り師会を開催しました。

2023年1月現在、コース真っ只中で現役を走ってくれている香り師さんは、4期と5期のベーシック生さんと1期と2期のアドバンス生さんなのですが、

香り師会は、コースを修了した方達も参加できる機会として設定をしている年始の会です^^

今年で3回目となります。

1年目と2年目はリアルで会える方はリアルの会場で会っていたのですが、今年は準備が間に合わず、

開催自体も一瞬悩んだのですが、やはり開催したいと思いオンラインで開催をしました。

 

今年は何をテーマに話そうか、、と考えていたのですが、

「比較から生まれるコンプレックス」

というのが強く響くものですから、それだなということで、

比較コンプレックスを光に変えるというテーマで午前中のみのオンライン講義をさせていただきました。

今年はリアルタイム参加してくださったのが13名でした^^ ありがとうございます。

長いですが、最後に受講してくださった方のご感想もいくつか紹介していますので、読めるところからご覧ください^^

こちらは3分程のダイジェスト版の動画も貼っておきます。

人と比べてしまう自分の心ってつらい

わたしたちは、自分以外の他の人と自分をどうしても比べてしまいます。

比べる必要はないよ!自分は自分だよ!って言われるけれど、どうやっても比べてしまう生き物です。

比べた時に、

「あの人はすごくて自分はダメだ」となってしまったり、

「あいつは何もわかってない、私の方ができるし」と心の中でマウントをとってしまったり、

自分も他者も傷つけてしまう。

みんながそれぞれ素晴らしい存在なはずなのに、どうしてそんなことになってしまうんだろう。

どうして私たちは、自分を大切にするということがこんなに難しいんだろう。

と、この数年、堪らなく悲しくなることがたくさんありました。

 

でも、何かコンプレックスが見えている時、そしてそれについて悩んでいる時というのは、私は決して悪いことではないと思っていません。

見るのがつらくて目を背けている時の方が、結局あとからさらに苦しくなる。

対処法がわからないまま年を重ねて、心がさらに不自由になってくこともある。

 

それよりも、「今、自分が誰かと自分を比較して落ち込んでいる」

ということをきちんとキャッチして、それをどう光に変えていくかという術なりヒントなり対処法なりを知っている方が、私は結果的に自由になれると思っています。

 

私たちの心の中に比較コンプレックスが発生している時を視覚化してみる

ワークは、まず講義の始まる前にこんな人たちをピックアップしておいて欲しいですというお願いをしていたので、何名か自分の中でピックアップしておいて頂きました。

  • 素敵だな
  • すごいな
  • 羨ましいな
  • かっこいいな
  • 憧れるな と思う人たち。

身近な人でも、有名人などどちらでも構いません。思いつく人を色々と。

そしてその人をすごいと思う理由は?という質問から始めていくつかの質問を自分に問いかけて書き出してもらいました。

次に、今回は精神科医のフランクリン・アーンスト医師が提唱したとされる図を参考にさせてもらいながら説明をすることにしました。

この図ね、ちなみにOK牧場っていうんですって。笑

 

私たちがOK牧場って聞くと、もう絶対に違う人を想像しますよね🤣

とりあえずそんなことは絶対頭によぎりながらも笑

図の簡単な説明から。

十字を描いて、

  • 上が あなたはOKである
  • 下が あなたはOKでない
  • 右が 私はOKである
  • 左が 私はOKでない

なので、①の領域は あなたも良くて、私も良い

②は あなたは良くて、私はダメ

③は あなたはダメで、私は良い

④は あなたはダメで、私もダメ

という感じで、見ていきます。
(本来のものはもう少し細かい分類が更にあります)

 

今回は「人との比較」がテーマなので、②と③についてメインで話したかったので、

①と④のエリアをブラインドにして、アーンスト医師の図を更に少しアレンジさせて頂き次の図で説明をしました。

 

②と③の両極に黄色のポイントがありますが、これは移動します。

自分が今そのエリアのどの辺りにいるかを把握するためのポイントです。

 

②というエリアでも、一番端っこ(今黄色のポイントがある一番左上の場所)にもし自分がいれば、

完全なる自己否定の状態で、

すごくシンプルに言えば

めちゃくちゃ相手がすごく見えていて、

その対比によって自分がめちゃくちゃダメな人間😞😞😞に見えている状態。

 

真ん中に寄るほど、その相手がすごく見える度合い、また自分がダメに見える度合いが和らぐイメージです。

相手がすごくて自分がダメだと思っている時の相手と自分のギャップが小さくなる感じですね。

 

誰かがとてもすごく見えていて、

それと同時に自分がめちゃくちゃダメに見えているなら

先ほどの図のように一番右上の黄色い丸辺りにいるかもしないし、

 

相手のことはすごいなぁと思っているけれど、

それは尊敬に近い感情で

自分はそれはできないなとは思うけれど、

ダメだと感じるほどではない。

むしろその違いを素敵と思えるなら、

自分の位置としては下の図のように同じ①のエリアにいたとしても、

極めて真ん中に近い場所に立っているかもしれません。

同じエリアにいても、それくらい感情の感じ方にも違いが出てきます。

なので、①でも③でも、

端に行き過ぎれば行き過ぎるほど、苦しかったり辛いと感じる人が増えていきます。

 

相手を上に見ている場合でも(①)、下に見ている場合でも(③)同じことです。

真ん中に歩いていく。

自分の目線をニュートラルにしていく。(相手を上にも下にも見過ぎない)

そういう練習をしていきます。

「違い」と「ギャップ」の違い

私たちという存在は全ての人に個性があり、違いがあります。

違いというもの自体は"事実"であり、その違いは動きません。

 

だけど、その違いに

「すごいとかすごくないとか」

「素敵とかダメだとか」

そういう解釈をくっつけていくことを心はしています。

 

ニュートラルな位置を目指すというのは、

解釈を変容させていていくということでもあります。

 

そうです。ここで言うギャップというのは、

自分の心の持ち方であり解釈から生まれる人との差ですね。

 

人間には個性があり、気質があり、

性格があり、という

人が本来持って生まれてきたものを

否定したり変えなければならないと言っているわけではないのです。

 

ここを間違えてしまって、悩んでいる人もとても多いと思うのです。

 

「相手に光を見過ぎている、それと同時に自分を影に見過ぎている」

というその差の大きさが、

もし自分の幻(自分の解釈や眼鏡フィルター)で起きている場合、

その自分の解釈や心の捉え方を変えていくことで、

違いそのものは全く変化しませんが、

相手と自分の目線は同じになる、

という心の中の現象は生み出すことができます。

 

それがここでいうニュートラルに近い状態。

そこをまずは目指します。

 

「自分は自分、だけどあの人もとても素敵。あの人の素敵なところも自分にインストールしたい。それから私にできないことは力を貸してもらおう」

ということが、自然にできる、

または思える自分を作っていきたいのです。

そのためのニュートラルエリアです。

 

この講義の中では、「相手と目線を合わせていく」という表現をしましたが、

その目線を合わせるというのも、健全な合わせ方、不健全な合わせ方があり、

相手を自分の目線にむりやり引き下ろしてみても、

心はしあわせにならなくて

自分がじゃあ、むりやり上の立場に上がってみようとしてみても、

やっぱり心はしあわせにはならなくて

そうではなくて、

より自然にお互いの目線のギャップが縮まって

自分を傷つけることもなく

自分を強く見せることもなく

他者を傷つけることもなく

他者を引き摺り下ろし馬鹿にするでもなく

無理やり「自分は自分だ!」と言い聞かせなければならないわけでもなく、

本当の意味で自己を受容し、他者を受容し

ニュートラルな状態になれる。ということになります。

この真ん中に寄ってこれる自分さえ作れ始めれば、かなり楽になってくるはずです。

また謙虚と傲慢の話もしました。これは本当に役立つ話だと思いますね。

謙虚な人と傲慢な人は実は同じだ、という話は有名かなとも思いますが、この図に当てはめていくと陰陽の法則も見えてきて非常にわかりやすいかと思います。

「謙虚なふり」は特に日本人の多くの人が得意なことかもしれません。

マナーや礼儀や正しさを笠に着て話す人の不自然さなども理解できるようになると思います。

大切なのは、目線を合わせるセンスの意味を自分が理解し、また持ち合わせているかどうか。

この認識が間違っていれば、きっと何かが苦しいはずだから。

 

まずはここが伝わると善いなぁと思い、2時間弱ほどお話をさせていただきました。

 

対処療法か、根本改善か

私はアロマの仕事をしていていますが、それは代替医療の世界のものでもあります。

それはホリスティック(全体性)な考え方を取り入れていける世界でもあるのだけれど、

時に代替医療の世界は西洋医学と対立し、「薬か、薬以外のものか」といった二元の中で論が争われることがよくあります。

お薬の「その時痛みを鎮める」とか「その時痒みを鎮める」とか

そういった即効性と便利さにわたしたちは救われることはたくさんあって

対処療法っていうのは時に必要なものであるけれど

やっぱり最後は「お薬がなくても健康である」という状態がより素敵だなとは個人的には思います。

根本的な改善や、体質を整えていくということが大事だっていうことも、感じている人も多いと思います。

心も同じで、一時の癒しや言い訳、逃避が必要で大事な時もあるけれど、

やっぱりみんな根本的な心の健やかさを求めているのは、日々の活動の中でも痛いほど感じます。

「つらい」と思うことが目の前にあっても、

その環境で自分で自分を不幸にしない心のあり方や、

つらいと思うことさえプラスの光に変えることのできる心の健全度、

そういった心を育むのは、一朝一夕とはいかないけれど、

意識し続けている人とそうでない人の心の健全度の差は明らかだとも思うのです。

 

心って本当にそんな簡単なものでもなくとてもデリケートだし、問題が絡み合って根深いものもあるので、

1日の講義で伝えるワーク一つで解決することばかりではないけれど、

でも、いろんなセンスを時間かけて、色々な角度から何度も何度も伝えていく中で、

どこかのタイミングでどれかがヒットして、その人が笑顔になっていくことに貢献してくれると私は感じています。

なので、今渡せるものを渡しておきたいと思い、今回もひとつの考え方をお伝えすることにした2023年の香り師会でした。

3分ほどのダイジェスト版を最後にもう一度貼り付けておきます。これだけでもヒントになるかなと。

 

とりあえずレポはこれくらいにして、最後にいただいたご感想を少しご紹介して終わりにしようと思います。

新年香り師会ありがとうございました。

早速今日の感想シェアさせてください。

まずまずこの人すごいな素敵だなって思う人をピックアップすることが案外大変で、この手の質問がほんとに苦手その理由として

・この人にがいいっていってどう思われるんだろう?この人で正解なんかな?が一番の理由だと思います。

他者からの評価が気になってしょうがない

・みんなが共感出来るような人を探してみるけどそもそも自分が他の人をすごいなと思わないようにしていて人物がわいてこない

ので、身近な人で考えたら案外いてこれもおそらく私がこの人のことをすごいな羨ましいなそうなりたいなと思ってるんだろうなという人を上げました。

比較する人をあげて自分との違いを出していくともっと悲観的になるかと思ってたのですが案外そうではなくむしろじゃあこうしてみようという前向きな気持ちが出てきたことに驚きでした。

私、他者からの愛を受け取れないだけでなく自分自身からの愛までも拒否していたんだなと。

なのでOK牧場(言いたいだけw)の図でいくと常に自己否定の極と他者否定の極を行き来しててそれが辛くて④のあなたもダメで私もダメの拒否の状態で殻に綴じ込もってしまってました。

その自分が今もずっと変わってないと思い込んでたけど、ともみさんとのコンサルや近年出会って来た方との関わりの中で変化している自分に気付くことができました。

今日参加できてよかったです。

ありがとうございます☺️

 

追加、

極と極を行ったり来たりの感じがまさに出てるのがこの人いいなすごいなと思ったら次の瞬間でもこの人はこれが出来てないやん、私の方がこれ持ってるやん。ってなります。

これがすごく嫌だな=見たくないな
じゃあ相手のいいところを探すのをやめように繋がってました。
ほんとに極端
少しずつ少しずつを意識して行くことか必要ですね。

書きながら自分の気持ちに触れることができてるなと感じてます
ありがとうございます。

 

お疲れ様でした😊

私が選んだ人は

リーダーシップ
決断力
スピード感
パワースポット
落ち着き(地に足をつける、ひとつひとつ丁寧に)

かな😊と思います。

私も選ぶの迷いました。何故かというと、丸ごとそのままその人になりたいみたいな憧れは私は誰一人に対してもっていないから。

その人のもつ一部分に対する憧れだから、無限にあるなと思ったけど。

心に従えばこの結論という感じです。

日頃からわたしに足りない、もっと欲しいと思っているものだと思います。"そうなりたい"から憧れると思います。

私が一番目に挙げた人との力の差は歴然としていて、例えば上にあげた基準で戦ったとしたら、人差し指だけで跳ね飛ばされるかなという感じです

事実愕然としました。でもこんなすごい人がこんな私の住む田舎にいるんだ!と心が震えたのも事実です。

その人と話がしてみたいです。そこから、深まるものがあるのかな?と思います。

*******

それと私は確実に②の中にいる人間です。むしろ③の中にいる人が凄まじく羨ましいと思ったことがありました。

自分の意見が正しい!あなたが間違ってる!とハッキリ言える人が羨ましかったです。

昔はそれが全くできなくて ビジネスで戦わないといけない場で戦えなくて

だから④にいる中でも"人格者だと自分が思った人"の話を聞いて聞いて聞いて、実践しました。

苦しかったです 私のしたことは②の極から③の極に自分を移動させる行動だった!と今日思いました。

凄まじく苦しかったです笑

でも時が経つにつれ、
塩梅というものが見えて来ました。

②と③いずれの極にいるのも苦しいなら、中間を取れば良い。それは一見中途半端だけど、とても自分に優しい選択だと思いました。

******

私は私であなたにはなれない。なれないけど、あなたの良いところ、私に見せてください。教えて下さい。私の良いところはね。情けないところはね。

そんなことを会社に来てくれる営業さんと話した記憶もあります。でもここから生まれる信頼関係こそ、私は重要だと思う。どんな人かは分からない人から、物は買わない

あれ?なんの話か分からないけど、そうして、自分は人と交流していくのでしょう。

ということで
OK牧場?

 

みなさま、よく分析できておられると思いませんか。すごいですよね。

その人のいる位置によって色々な感じ方があり、とても面白いですね^^

他にもご感想いただいているので、また改めて記事にします。

この図は自分の比較から生まれる心の状態を把握するのにとてもわかりやすいと思うので、

またもしご希望があればお話できる機会があるといいなぁと思っています。

ありがとうございました。

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香り師®︎の育成・プロデュースを行う。香り師®︎創始。 アロマテラピー、コンサルティング、タイムマネジメントなど総括して指導。依存せず自立した人たちが尊重し合える社会を創ることが目標。 【違いがあることはpositive】 時々二脊の娘のことも綴ります。 ※企業研修、セミナーご依頼等は別途お問い合わせください。

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