アロマの知識 ブログ

フィトンチッドの消臭効果とアロマ

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今年に入って立ち上げましたアロマの知恵専門の公式ラインアカウント

さら<アロマルーム>にお友達追加してくださった皆さまありがとうございますぽってりフラワー

このアカウントは、

アロマのことちょっと知りたいな、
アドバイス欲しいな!

 

という方が、気軽にちょっと質問してもらえたりするといいなと思って立ち上げたのが一番のきっかけです。

なのでご質問いただいた方には毎月抽選プレゼントの企画をちょっとつけています。

メンバーさんは200名くらいまででこのアカウントのメンバーさん募集は打ち切りでいいかなと思っています。

そこまでは募集中ですハート

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ということでいただいたご質問の中から今日はひとつ、お答えしたレシピをアメブロの記事にてシェアしました。

消臭剤に適した精油はありますか

いただいたご質問はこちら

夫のスーツについた飲食店のニオイや
タバコのニオイが不快で
ファブリーズをして
出張から帰ってきました(涙)
消臭剤として適した精油はありますか?

こちらについての簡単な説明はアメブロに記載しました。

>>>旦那様のスーツの消臭アロマ

こちらの記事でフィトンチッドのことについて書きましたが、本サイトではもう少し追記いたします。

フィトンチッドの成分について

フィトンチッドは植物が持つ揮発性の香気成分の総称です。

その香りを体内に取り込むことにより、森林浴効果(リラクゼーションやストレス緩和など)が得られると言われています。

その源となる主成分がテルペン化合物です。

  • α-ピネン
  • リモネン
  • テルピネオール
  • フェンコン
  • カンファー
  • リナロール
  • フェニチルエチルアルコール 
  • セドレン
  • シトロネロール
  • アネトール
  • メトキシフェノール
  • オイゲノールなど

様々あります。

フィトンチッドは消臭、抗菌、抗酸化、リラクゼーションなど様々な効能を持っていると言われています。

それらは木々たちが自分自身の種を保存するために、

  • 他の植物の成長阻害
  • 他の昆虫などからの摂食阻害
  • 昆虫や微生物の忌避又は誘引
  • 病害菌への感染防御のための抗菌、殺菌

などの力を発揮する物質です。

消臭だけではなく様々な力を持っていますね。

テルペン系化合物とは

イソプレンを最小単位として、それがいくつか連結して生成する化合物群です。

イソプレンが2単位結合するとモノテルペンですね。

モノテルペン炭化水素類はアロマの世界でも馴染みの強い成分類です。

α-ピネンやリモネンもモノテルペン炭化水素類の成分です。

わたしたちの暮らしに馴染みのあるヒノキにもたくさんのテルペン化合物その他香気成分が含まれます。

(サビネン、テルピネオール、リモネン、γ-テルピネン、ミルセン、α-ピネン、酢酸リナリル、酢酸テルニピル、カジノール、ヒノキチオール、ツヨプセン、カジネン、カンフェンなど)

フィトンチッドと言うと、アロマと少し離れた存在に感じますが、主にはテルペン類の総称であるということで精油の成分でもあることがわかりますね。

しかも例えばモノテルペン炭化水素類のα-ピネンは、森林の空気に多量に含まれる代表成分としてよく挙げられるので、

なんとなく

森林浴的な効果のある精油の成分と言われると
α-ピネンやβ-ピネンといったモノテルペン炭化水素類のこと…?

と思われているアロマのセラピストさんも多いような感じがしますが、

その他のテルペン類も含めて、フィトンチッドとひっくるめて説明できます。

特にOH(水酸基)がついたものは、悪臭成分の-NH基と反応することが消臭のメカニズムとしてもあるようですので

そういった側面からも、フィトンチッド=モノテルペン炭化水素類だけに限定されるものではないということですね。

精油ではないですが、フラボノイドやタンニンも消臭のメカニズムとしてはよく出てくるものかと思います。

ヒノキの消臭効果

少しヒノキに焦点をあててお話を進めます。

ヒノキの精油には消臭作用があることがわかってきています。これらはマスキングしてニオイを消すようです。

アンモニアは悪臭の代表選手ですが、ヒノキの葉油を10%濃度に希釈したもので、60ppmのアンモニアを半分から1/3除去。

また5%に希釈しても、二酸化硫黄を100%、二酸化窒素を44%、酢酸を20%消臭するそうです。

それ以外にも、ホルムアルデヒドも除去する力があることもわかっているようです。

フィトンチッドの消臭効果

また島根大学総合科学研究支援センターの室内環境におけるフィトンチッドの消臭効果の検討では、フィトンチッド溶液を空間に噴霧し、

ホルムアルデヒドやアンモニア臭、動物臭などの悪臭の改善が図れるかどうかが検討されました。

結果的に解剖学実習室の標本室におけるホルムアルデヒドが3日間で45%低下したという結果が出ていました。

その他、衛生微生物研究センターにて、フィトンチッドによる消臭効果として

  • アンモニア     30分後除去率83.8%
  • メチルメルカプタン 30分後除去率60.0%
  • 硫化水素      30分後除去率90.0%
  • アセトアルデヒド  30分後除去率91.7%
  • イソ吉草酸     30分後除去率75.0%
  • 酢酸        30分後除去率87.5%

また臭気判定士による官能試験でも、各悪臭源について臭気強度が有意に低下したことも記載されています。

ただ、どの香気成分もが同じように同じレベルで消臭力を持っているわけではなく、やはり香気成分によってその効能やパワーは異なります。

タバコのニオイにアロマ

今回のご質問は飲食店のニオイやタバコのニオイを消臭できないかということでしたが、

これらとアロマの消臭についての文献はあまり見つけられなかったのですが、

タバコ臭を再現した組成物に対して、オレンジオイルを使用した消臭試験では消臭強度を低下させてとのことでマスキング効果があると判断された結果も出ていました。

さいごに

色々と学術的なことも絡めて見てみましたが、精油(又はフィトンチッド)には消臭の力があると言えそうです。

けれど、それが実際ではどこまで力を発揮するのかと言えば、濃度や使用する精油、環境によっても様々だと感じます。

ここまで書いておいてなんですが、期待しすぎず楽しんで活用されるのが一番ではないかなぁと思います(笑)

アロマを活用した消臭ケアの利点は、心地よさがあるところですよね。

悪臭があるというのは人にとっては意外と辛いもので思っている以上にストレスです。

単純な消臭の力だけでなく、そこに心地よい香りがあることで相乗して精神的にも心を癒してくれるのがアロマテラピーを活用する素晴らしい点だと個人的には思っています。

便利なモノや役に立つか立たないか、ということだけでなく

それを生活に取り入れることで自分自身の心が豊かであるかどうかを指標にされていくと、

とても良いのではないかと思う次第です。

 参考記事

フィトンチッドと森林浴について、室内環境におけるフィトンチッドの消臭効果の検討、芳香系消臭剤の感覚的消臭機構に関する研究、 フィトンチッドの化学成分とその抗酸化作用繊維の消臭加工「香り」の文化と癒やし 渡邊映理著

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  • この記事を書いた人

村川朋美

香り師®︎の育成・プロデュースを行う。香り師®︎創始。Aroma future主宰。 アロマテラピー、コンサルティング、タイムマネジメントなど総括して指導。依存せず自立した人たちが尊重し合える社会を創ることが目標。 【違いがあることはpositive】 時々二脊の娘のことも綴ります。 ※企業研修、セミナーご依頼等は別途お問い合わせください。

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